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2020-01-19

見た目だけで選んでしまう前に。家具の塗装別メリットとデメリット

ダイニングの主役、ダイニングテーブルを選ぶ前に知っておくべき塗装のこと

家具の購入を検討する際に、それぞれの塗装(仕上げ)に様々な種類があることで実際どれが良いのか悩んだことってありませんか? 店頭でのお買い物なら、その場にいるスタッフがあれこれ教えてくれたりするものですが、オンラインショップでの購入となると、ご自身で確認したり調べたりすることも必要に。出来れば慎重に、失敗なく選びたいところですよね。

こちらの記事では、大きく分けてオイルフィニッシュ、ウレタン塗装、ラッカー塗装、UV塗装の4つについてそれぞれの特徴をまとめています。ライフスタイルや理想のイメージにあったダイニングテーブルを選ぶために、塗装のことを知ることは意外と重要なこと。購入に至る前に、それぞれのメリットやデメリットについて確認をしてみましょう。

オイルフィニッシュの特徴とメリット、デメリット

オイルフィニッシュのテーブルの購入を検討する際に気になるのが、実際の扱い方の注意やお手入れのこと。

メリットともデメリットともいえるポイントをそれぞれの特徴を説明しながらまとめてみます。木の表面に塗膜を作らないオイル仕上げの木は、呼吸ができる状態です。それにより、木は湿度の高い環境では水分を吸収し、乾燥していると水分を放出して湿度を一定に保とうとします。そういった調湿作用のため、木の「縮む」「膨らむ」という性質は、多少の反りや割れを引き起こすことがあります。数か月の使用でも、湿度や気温の変化で集成材であっても数ミリの反りが見られることがあるのはこのためです。

調湿作用があることはメリットのようでもありますし、それによって反りやヒビ割れが起こる可能性があるというのはデメリットにも…。ただし、デメリットと思われるその特徴を生かして、付いてしまった傷を修復することができるのもオイルフィニッシュの家具の良いところでもあります。

重たい物をぶつけてテーブルが少し凹んでしまったとしても、少しの凹みであれば修復が可能なことがあるんです。水を含ませたコットンを凹んでしまった箇所にピンポイントで乗せてみましょう。たっぷり時間を置いてみると、凹んだ箇所が膨らんで目立たなくなります。

オイルフィニッシュの家具は、より綺麗な状態で長くお使いいただくために半年から1年に1度は、オイルを薄く塗ってメンテナンスをする必要があります。デメリットとして、オイルは乾くのにとても時間がかかります。とはいえ、日々の生活で付いてしまった傷やコップの輪ジミを手入れすれば綺麗に修復が出来たり、より味わいが増す、というのは大きなメリット。

薄く付いてしまった傷であれば、サンドペーパーで平らに軽く削って馴染ませ、木くずを綺麗に乾拭きした後に通常のオイル塗装をすれば、元通りになってしまうんです。修復の難しいシミや傷でさえも経年変化を経て木の味として楽しむことができるんです。

■ メリット

・素朴な木本来の質感を残した塗装でナチュラルな仕上がりを楽しめる
・付いてしまった傷や輪ジミは、程度にもよるがメンテナンスをすることで綺麗な状態に戻すことができる
・木の調湿作用を利用して、凹んでしまった箇所も目立たなく修復することができる
・経年変化によって味が出るので、愛着を持って大切にしたくなる

 

■ デメリット

・メンテナンスが必要
・使用環境によっては反りやヒビ割れを引き起こす可能性がある
・プレイスマットやコースターを使わないとコップなどの輪ジミが出来やすい
・日頃の手入れは乾拭きが基本
・メンテナンスでオイルを塗布した場合、しっかり乾くのに時間がかかる

ウレタン塗装の特徴とメリット、デメリット

ウレタン塗装はコーティングに厚みと艶があり、ツルッとした見た目と手触りが特徴の塗装法です。オイル塗装のものと大きく違うのは、メンテナンス要らずという点。

木の表面をウレタン樹脂でコーティングしているので、木材の経年変化が起きることがなく、最初にイメージした理想のインテリアをそのままキープしてくれます。

そして一番のメリットは、ウレタン塗装の家具は水分にも強く、汚れや飲みこぼしはサッと簡単に拭き取れるという点。お子様がいるご家庭でも安心してお使いいただけます。ただ、ウレタン塗装のものでも熱いものを直接置くと白く変色する可能性がありますので、ポットマットのご使用をおすすめします。

ウレタン塗装の家具は木の呼吸を止めてしまっている状態なので、反りやひび割れが起こりにくいのも特長です。一方、何か物をぶつけたり落としたりして凹んでしまったときには、修復が簡単には出来ないというデメリットがあります。ウレタン塗装のコーティングが剥がれて凹んでしまった箇所はずっとそのままにはなってしまうので、衝撃には出来るだけ気を付けたいところです。

家具を選ぶときに素材そのものの質感よりも利便性を重視される方にはウレタン塗装の家具がおすすめです。

■ メリット

・経年変化がないので色が変わっていく心配が不要
・水分に強く、汚れても簡単に拭き取ることができる
・輪ジミになりにくく、傷もつきにくい
・反りやヒビ割れが起こりにくい
・メンテナンス不要

 

■ デメリット

・衝撃に強いというわけではなく、凹みや傷は修復できない
・長く使い続けていくうちに摩擦などでコーティング剤は薄くなる
・コーティングは熱に弱いので厚い鍋などには注意が必要
・毎日の水拭きや摩擦で塗装自体もゆっくり塗膜が取れていく

UV塗装の特徴とメリット、デメリット

「UV」とはUltraviolet rays(ウルトラヴァイオレット・レイズ)の略で紫外線のことです。木材の表面にUV塗料を塗布し、塗膜に紫外線を照射することにより塗膜を硬化させる方法を用いた塗装のことをいいます。ウレタン塗装やオイル塗装に比べてUV塗装は短時間で乾燥させることができます。そのぶんウレタン塗料に比べて塗料コストが高いのが、短所となるのですが…。

UV塗装の優れたところはその耐久性の強さ。摩擦や液体などに強いため、木材の美しい状態をより長く保ってくれるのが特長です。UV塗装は塗膜が分厚く、さらに硬度が高くて熱にも強いので、ウレタン塗装よりもさらに強度があります。傷も付きにくいのでテーブルやデスクなどのほか、ドアや階段、床材などにも多く用いられています。

当店ではバンブーシリーズがUV塗装にあたりますが、こちらはツヤの少ないより自然な仕上がりになっています。
特別なお手入れは必要ないので、扱いやすいことが最大のメリットかもしれません。

■ メリット

・透明感がある
・耐久性に優れている
・防汚性、防菌性、防カビ性、耐薬品性などに優れている
・環境に優しく安全である
・特別なお手入れが不要

 

■ デメリット

・硬化した塗膜は容易に剥がすことはできないので、塗り替えは難しい


ラッカー塗装の特徴とメリット、デメリット

木の質感を残しつつも、傷や汚れをつきにくくしたのがラッカー仕上げです。ウレタン塗装ほどの強度はありませんが、オイル仕上げよりも傷がつきにくい塗装方法です。

一般的にウレタン塗装の家具より木の質感を感じやすく、それでいて手触りはすべすべとした質感になります。

ただし、熱や水分には強くないので、ラッカー塗装のものもコップの輪ジミなどには注意が必要です。オイル仕上げと同様に、ランチョンマットやコースター、ポットマットなどをお使いください。
直射日光が当たる場所へ置くことは避けていただく必要があります。ウレタン塗装と同様、塗りなおしはスプレーガンでの吹付けになるので、ご自身で気軽にメンテナンスするのは難しい塗装方法です。

「よりナチュラルな木の質感を楽しみたいけれど、オイル仕上げのテーブルだと定期的なメンテナンスをすることに不安がある…」と感じる方におすすめです。
当店ではAnthemシリーズがラッカー仕上げの家具にあたります。

■ メリット

・傷や汚れがつきにくい
・定期的なメンテナンスが不要

 

■ デメリット

・傷がついたり塗装が剥げたりした場合、簡単に補修できない
・長く使ううちに、劣化する場合や変色する場合がある

暮らしにフィットする家具選びを

代表的な4つの塗装方法別のメリットとデメリットは以上です。どの方法にも良い面と悪い面が同じくらいあるので、選ぶときにはきっと迷ってしまうもの。それぞれの特徴をよく理解したうえで、自分が一番大事にしたいと考えているポイントや、家族の声、手間をかけて育てる家具が良いのか、機能的で手入れ要らずのものを良しとするのか、まずは優先順位をあげてみることが家具を上手に選ぶコツかもしれません。

ぜひ、あなたの暮らしにぴったりのダイニングテーブルを選ぶための参考にしてみてください。